★インディ・アニフェスト2019アジアコンペ部門入選作品発表&審査評★

★インディ・アニフェスト2019アジアコンペ部門入選作品発表&審査評★

2019年7月8日(月)インディ・アニフェスト2019アジアコンペ部門入選作品が発表されました。

ノミネートされた各国の作家さん、おめでとうございま~す!



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第15回インディ・アニフェストの公募を通じ、世界各国から合計591本の作品が出品されました。毎年応募が増えているという点は、実に心強く、インディーズアニメーションへの熱い関心を示しています。出品してくださった作品すべてに深い敬意を申し上げます。

予選審査を経て、アジアコンペティション部門に35本、パノラマ部門に21本の作品が選ばれました。発表した作品は、映画祭が開催される9月19日(木)から24日(火)まで上映され、アジアコンペ部門は本選審査を経て、アジアの光(大賞)、アジア賞(2019年新設)、審査員特別賞、祭りの星(観客賞)の合計4つの受賞作が決定されます。

大切な作品を出品してくださったすべての監督に再び心から感謝を申し上げ、インディ・アニフェストでお会いできることを願っています。

 
◈ Indie-AniFest 2019 ASIA ROAD ◈

『6:1』 Sergei RYABOV / Russia
『A Bus』 Wenyu LI / China
『タンポポとリボンA Ribbon and A Dandelion』 若井麻奈美 / Japan
『夜になった雪のはなしA Snowflake into the Night』 幸洋子 / Japan
『Alef b'Tamuz』 Yael REISFELD / Israel
『Am I A Wolf?』 Amir Houshang MOEIN / Iran
『Avarya』 Gökalp GÖNEN  / Turkey
『Basilisk』 Vera POZDEEVA  / Russia
『くじらの湯』 キヤマミズキ / Japan
『CASTLE』 宮嶋龍太郎 / Japan
『深海の虹DEEP-SEA'S RAINBOW』 鋤柄 真希子 / Japan
『EVERYFLOWER』 Yuanqing CAI / China
『Going on Stage』 Dai-yan LIOU / Taiwan
『Goldfish』 Fish WANG / Taiwan
『鬼とやなりHouse Rattler』 副島しのぶ / Japan
『How Much Does the Cloud Weigh?』 Nina BISYARINA / Russia
『I Like Hot Pot』 Jiaxuan LIU / China
『Journey to the Beyond』 Mai YAMAGUCHI / Japan
『Kin's Hair』 Kwunchung CHAN, See-wan CHANG, Tsz-yin WONG / Hong Kong
『LOCOMOTOR』 金子勲矩 / Japan
『Lola the Living Potato』 Leonid SHMELKOV / Russia
『Mitina Lyubov』 Svetlana FILLIPPOVA / Russia
『Mr. Deer』 Mojtaba MOUSAVI / Iran
『One Day』 Zilai FENG / China, USA
『One Pair Coat』 Luo YI / China, Germany
『Reviver』 Shalev Ben ELYA, Renen ADAR / Israel
『SHABASHABA』 Jessica WU, Wei WANG / Taiwan
『性格変更スクールThe Body Swap Center』 関口和希 / Japan
『THE DAWN OF APE』 水江未来 / Japan
『The Growth』 Sarah CHEOK / Singapore
『The Last Bus』 Valg ABIR / Israel
『The Lucky Ticket』 Svetlana ANDRIANOVA / Russia
『The Six』 Xi CHEN, Xu AN  / China
『Three Sisters』 Svetlana ANDRIANOVA / Russia
『Wong, Bitter Gourd』 Wengchon WONG / Macao

◈ Indie-AniFest 2019 PANORAMA ◈

『A Fish on My Bed』 Pei-yin LIN / Taiwan
『A Good Heart』 Evgeniya JIRKOVA / Russia
『Apart』 Diana Cam Van NGUYEN / Czech Republic, Vietnam
『Comrade from the Stars』 Andrey SOKOLOV / Russia
『Do-ji-le?』 Tzu-hsin YANG (Cindy) / Taiwan
『Half Asleep』 Caibei CAI / China, United Kingdom
『Kingdom』 Weikeong TAN / Singapore
『Lonely Monster Goes Out』 Ivan MAXIMOV / Russia
『mekakure』 Akifumi NONAKA / Japan
『MIMI』 深谷莉沙 / Japan, Denmark
『One Small Step』 Bobby PONTILLAS, Andrew CHESWORTH / China, USA
『うめぼしパトロールPickle Plum Parade』 ささきえり/ Japan
『Silent Trigger』 Jiaguo WANG, Zhen TIAN, Bowen YIN, Xiaochen DONG / China
『Somewhere Soft』 吉成 慧恵 / Japan
『Splash』 Jie SHEN / China
『The Last Man on Earth Sat Alone in a Room』 Junyi XIAO / China
『The Person in Crevice』 Tingting LU / China
『The Quintet of the Sunset』 Jie WENG / China
『The Sixth String』 Bahram AZIMI / Iran
『There Were Four of Us』 Cassie SHAO/ China
『Witches and Their Worries』 Anchi SHEN / Taiwan, USA


★インディ・アニフェスト2019 アジア路 審査評★

依然として話題の論点の一つは、多様性です。単にアニメーションに限ったことではありません。派手に駆け抜けて来た青春期はすでに過ぎ、味気ない哲学でも一つ真っ直ぐに立てなければならない年になったが、本人の基準に合致するものは、どう見るべきかを毎回諮問し、多様性という正解のない視線で考えを落ち着かせたりします。 4回目を迎えたインディ・アニフェスト「アジア路(Asia Road)」が、今年2019年も591本の多様な作品を受付けました。数百本の作品を、個人の好みと多様性の尊重との間を往復し、観覧しなければならないということは、審査の作品リストを受け取る前にも、その重みを知ることができました。心のシーソーの両側に、無関心な石2つをバランスよく乗せることで、作品を一つずつ見ることができたようです。

極めて個人的な好みの食べ物を賛美したり、誰にでもあるような思い出を微かに思い出させる淡い笑顔を抱く作品があるかと思えば、個人の歴史が集まり、国家のそれになるのか、それともその逆なのかに悩める作品も垣間見えました。そして社会問題を、胸がつまるほどズバっと見せてくれたものもあり、女性が望む世界の何気ない反応と跳躍は続いており、さらに、家族が維持されるための、ロールプレイを論ずるものもありました。目立ったのは、多くの作品が私たち人間の群像を通り過ぎ、関係とその目指すところについて表現しているということです。地域や年齢、性別だけをみても、無数のさまざまな生活の痕跡が描かれているが、その中心を通っている一筋の川、それはまるで、人であるために共感するしかない、そんな当たり前の脈絡の流れに身を任せ、美しい世界へと一緒に向いているように思えました。

 

もちろん神秘的な話を待っているきらめく目の子供のような作品は、常にエキサイティングな、アニメーションというジャンルのフレームと時間の概念を新たに解釈したり、視覚的な経験を最大限にし、すべての感覚を呼び覚ましてくれる作品も記憶に残りました。VRアニメーションの歩みにも期待されますが、動きや変化が与える単純な魅力だけでも十分見ごたえのあるものになっています。

このように多様な魅力を持っている作品の上映作品を選ぶことは、美しい胸に抱いたギフトボックスを一つずつもとに戻して置く子供の心情でもありました。参加した審査員たちは、別の多様性の原則を心に刻み、お互いの意見を尊重して調整する過程を経ています。審査書類をめくる鋭い紙の音が静寂の中を貫き、審査員の耳を悩ます時もあったし、選定理由の妥当な説明を力説していたら声が枯れてしまい、切ない声が初夏の事務局の温度を高めることもありました。合計35本の作品が、慎重に選ばれ、観客の関心と応援を受けるかもしれないが選ばれなかった作品に、度々苦々しさを感じるのは、おそらく彼らの制作過程が目にくっきりと描かれるからです。この紙面をお借りし、良い作品を出品してくださったことに対する感謝の意を表します。

多様性は、必要な視線であると同時に、皮をかろうじてむいてみても混乱の衝突の連続であることを、依然としてよく知るこの瞬間も、アニメーションを制作している監督たちの応援をするべきか、ねぎらうべきなのか、よく分かりませんが、あなたの考えや生活の一部を知り、多くの人に紹介できることを光栄に思い、筆を置きます。

 
アジア路予選審査委員キム・ヨンジュン、オ・ソロ、イ・ギョンファを代表してキム・ヨンジュン書。

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