インディ・アニフェスト2018大賞受賞作『わき毛少女、キム・ブンオ』映画祭トーク

インディ・アニフェスト2018学生部門2 トークより
2018年9月16日(日)

花コリ親元「インディ・アニフェスト2018」で行われた上映後のトークでの監督トークをお届けします。
第一弾は、学生部門から見事、映画祭大賞を受賞(インディ・アニフェスト2018審査評)した『わき毛少女、キム・ブンオ』の監督トークです。
『わき毛少女、キム・ブンオ』は花コリ2019韓国短編プログラム1で上映されます。
わき毛が生物のように動くのですが、わき毛語でしゃべったりもするので、字幕に苦労しました💦
毛は韓国語で「털 トル」 。ひたすら「トルトルトル~」と話す、憎めない愛らしい、わき毛ちゃんにも注目です(笑)。

*過去に花コリで上映された『椅子の上の男』『木の時間』のチョン・ダヒ監督(정다희)とはカタカナ上、同姓同名ですが、別の監督となります。

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『わき毛少女、キム・ブンオ / 겨털소녀김붕어/The Armpit Hair Girl』
チョン・ダヒ、クォン・ヨンソ 정다히, 권영서 / 2017 / 06:32 / 2D
水泳が得意な14歳の少女キム・ブンオ(韓国語で”金魚”の意)。プールの授業の後、わき毛が生えてきたことに気づく。ぐんぐん伸びるわき毛を片思いのスヒョクに見つかり、はさみで切ろうとするが、生命体のように動き回るわき毛は、簡単には切らせてくれない……。
  
Director’s note
思春期の少女が経験する成長痛の物語を、軽快に楽しく表現しようと「動くわき毛」というモチーフを選びました。やっかい者として現れたわき毛が、キム・ブンオをより彼女らしく、そして成長させる、大切な存在へと生まれ変わります。


Q.作品、印象深かったです。 素材が独特ですが、どこからアイデアが?

A.私が昨年、髪が長くて、胸まであったんだけど、友達と話していたら、友達が「あんた、腋毛、めっちゃ長いね!」と言うんですよ。見てみると、長い髪が脇の間から出て、そよそよしているのを発見し、異常に長い脇毛を素材にすると面白いかも、と思って、素材として使うことにしました。

Q.プールのシーンがリアルでしたが、実際の経験談を素材にしたシーンですか?

A.テジョンにプールがある学校が2つあって、その中の1校に直接行ってスケッチをして制作しました。

Q.作品の登場人物の名前をキム・ブンオ(김붕어)にした理由はありますか?

A.予想通りかと思いますが、キム・ブンオは、クムブンオで(金魚のことを韓国語で금붕어 クムブンオ/金のフナという)水泳が上手いキャラクターだから、脇毛が金魚のヒレに似て、泳ぎが上手というコンセプトで名付けました。

Q.アニメーションという専攻を選択したきっかけ、また、アニメーション作品を制作することになったきっかけは?

A.私は、本当は、最初アニメーションをやるつもりがなくて、視覚デザインや絵画科への準備をしました。どういうわけかアニメーション科に入り、編入するかと思ったけれど、気が付いたら卒制を作っていて、会社もアニメーション関連の分野に通うようになりました。
千枚以上の絵を練習帳に描いてきて、キャラクターデザインをするのが好きでしたが、アニメーション科に行くことについては深く考えずに選んだようです。

Q.作品を制作しながら、一番難しかったり、印象深かった部分は? アニメーションがもともと大変な作業だけれど、個人的には感慨が格別だと思うので。

A.キャラクターデザインが一番大変でした。卒業制作だから卒業はしなきゃいけないし、時間なくて。最初は10分の作品を考えていたけれど、そんなことしたら卒業が来年になっちゃうので、時間の調整が最も大変でした。
チームで一緒にやったのだけれど、時間に追われて、削除したシーンがあり、心が痛みもし、チームに迷惑かけちゃいけないという考えから荷が重かった、それが一番大変でした。

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共同監督のチョン・ダヒ監督、クォン・ヨンソ監督、授与者は前回の大賞『Here Winter』のイ・ギュテ監督
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