カン・ミンジ監督スタジオ訪問記

2012年9月24日(月)

ソウルの中心地から地下鉄で40分ほど行ったところの京畿道富川市(キョンギドプチョン市)にあるカン・ミンジ監督の自宅兼スタジオに行ってきました~!
プチョン市は<富川国際ファンタスティック映画祭/부천국제판타스틱영화제>や<富川国際学生アニメーションフェスティバル/부천국제학생애니메이션페스티벌(PISAF)>が毎年開かれるくらい映像やアニメーションに力を入れている地域でもあります。

花コリ2012名古屋ゲストだったカン・ミンジ監督はインディ・アニフェスト出品常連監督で、毎回色々な技法を凝らした作品を出品しています。

120924m_57.jpg 最寄り駅につくと、ステキな黄緑色の車で
 お出迎えしてくれました~!
 監督のご自宅は、お母さんが造花屋さんを
 営んでおり、その隣の建物が住居となって
 いました。住居はお父さんが20年前に建てた
 物で最上階のフロアーの中に階段と屋上が
 あり、ちょっと変わった2階建ての住居空間に
 なっていました。
 10年前に移り住んだそうです。
 店舗の上にはお祖母さんが住んでいて、
 私たちが行くと、監督のお母さんと
 お祖母さんが挨拶されました。

屋上からの眺め。
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屋上菜園。
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 監督は大のネコ好きで(人間よりも
 ネコが好きだとかw)現在4匹のネコと
 一緒に暮らしています。
 リビングには子猫の”エギ애기”ちゃん。
 2ヶ月前、道で拾ってきた時は
 ガリガリで傷だらけだったのを
 治療して今は元気になったそうです。

minjiStudio_02.jpg 監督の部屋に行くとまるで、
 ぬいぐるみのようにじっと
 動かないでいた”ヤニャン얀얀”。
 年は9歳で、つい最近屋上から
 落ちてケガをし、口と鼻を手術して
 2日前に退院してきたばかりという。
 太ってる(失礼;)と思ったら、
 これでも入院して半分に痩せたので
 とっても心配なんだそうです。


作品「猫我」にもネコが出てきましたよね。
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minjiStudio_21.jpg これは韓国の典型的な犬小屋です
 が、監督の家ではネコちゃんの家と
 なっていますw


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minjiStudio_03.jpg インディ・アニフェスト2008で
 「紙一枚/A piece of paper」が
 一般部門優秀賞受賞した時の
 トロフィーも飾ってありました。
 隣の鉛筆もアメリカの
2D or not 2D Animation Festival
のトロフィーなんだそうです。


作品が終わるたびに制作していたものをすっかり片付けるため、今は作業がひと段落したために見せられるものがあまりないのだけど…と言っていた監督。でも次から次へと今まで作品に使った物々を色々と出して見せてくれました!
大量の原画をどうしようか困っているの…と見せてくれたのが、「猫我/묘아 」の原画。
「紙一枚」の原画も大量に倉庫に保管されており、もはや「紙一枚」ではない状態でドローイングアニメーションは原画の保管が大変だと言っていました。
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minjiStudio_08.jpg 戸棚にきれいに整理してしまってありました。


同じ戸棚に、徐に入っていたどこかで見たことがあると思ったロール紙はオーストラリア韓国映画祭Koffia2011のトレーラーで使われたもの!
名古屋会場ではカン・ミンジ監督作品集として特別にお見せしましたね。
中性的なアジア人を出したかったが、適当な人がいなかったのでご本人が出演されたという、あのトレーラー。
監督のブログ内でKoffia2011のトレーラーの映像が見られます。
このロール紙はレシート用のもので、普通はコーティングしてあるのですが、工場に電話してコーティングしていないものを特注してもらったそうです。後でこれを撮影した現場も見せてもらいました。
造花屋裏の倉庫で撮影したもので、壁にペンキや天井から吊るされたピアノ線が残っていました。
撮影は3人~7人で行い、服に絵の具がついたままだったりしたので、27時間ぶっ通しで撮影されたそうです。
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最近の仕事としてGS EnergyのシリーズCFを2本見せてもらいました。
倉庫にはCFに使ったセットや小道具が。
全て監督の手作り。

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GS Energy Story 2 자원개발편 from Min-ji Kang on Vimeo.




カン・ミンジ監督の部屋の壁に「Natural Urban Nature」で使った葉っぱが飾られていました。
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今回インディ・アニフェストのフリマーで販売したオリジナルDVD「Natural Urban Nature」の中にも実際に使われた葉っぱが入っています。パッケージもタップの穴がデザインされていてオシャレですね~!
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蛍光灯では熱かったので、全てLEDにしてサイズも特大で特注したライトボックスで「Natural Urban Nature」の再現をしてくれました。葉っぱは、監督が実際に採ってきたもので、友達からもらったというフィルムケースやクッキーの箱に大事に保存されていました。江原道で拾ってきたものや紅葉狩りの時の葉っぱ等、その時の思い出も蘇るんだとか。ただアニメート中は鼻息だけでも吹き飛んでしまうので、息を押し殺して撮影しなければならず大変だったそうです。花びら等を扱う時は部屋中にお花の匂いが充満していたとのこと。葉っぱや花びらは一度押し花にして乾燥させてから使っています。
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その他にも企画財政部広報映像(ペーパーアニメーション)「Prologue Animation」で実際に使われた紙のオブジェ。
企画財政部広報映像は監督のブログ内で見られます。
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お昼には監督のお母さんの手料理をいただきました♪
「娘(監督)は制作が大変だから、体力をつけさせるためにいっぱいおいしい料理を作ってあげるのよ」とお母さん。
お母さんの手料理を食べにアニメーション作家仲間も遊びにくるのだとか。
お店の倉庫を撮影スタジオとして提供してくれたり、手料理で健康面を支えたりと、家族の温かいサポートが監督の作品制作する上で重要な力になっているのではないかと感じました。

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カン・ミンジ監督、どうもありがとうございました~!
これからもステキな作品を作り続けていってください!

★カン・ミンジ監督関連記事★
特集「カン・ミンジの世界」 花コリ2012名古屋会場トーク録(2012.05.12)
名古屋ゲスト、カン・ミンジ『Natural Urban Nature』インタビューbyチャン・ヒョンユン
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