花コリ常連エリック・オー監督​​『ピッグー丘の上のダム・キーパー展​』

西荻窪のササユリカフェにて​開催されている​​『ピッグー丘の上のダム・キーパー展​』​の、​エリック・オー監督来日​記念​イベントに行ってきました~。​

ササユリカフェはスタジオジブリでアニメーション制作に携わっていた方がオーナーシェフを務めるカフェで、アニメーションの原画展などをやっています。この日は、あいにく豪雨に見舞われましたが、天気のいい日には気持ちのいい屋上テラスもあります。
お店の壁にはたくさんのアートワークが展示されており、ダム・キーパーのオリジナルグッズ販売もありました。

​エリック・オー監督は、花開くコリア・アニメーション親元の韓国の第2回インディ・アニフェストで初めて作った作品『The Bag』を上映、それ以来、ピクサーに入社してからも、自主制作で制作してきた作品は同映画祭でノミネートされ、上映してきました。
彼にとってはインディ・アニフェストが登竜門だったと言います。​
​インディ・アニフェストの日本巡回上映である花開くコリア・アニメーションでも、彼の作品は、『Way home』(2009)、『HEART』(2011)、『りんごの食べ方』(2013)、『GUNTHER』​(2015)、そして今年も『O』を上映してきました。
​*上記カッコ内は花コリ上映年、下記カッコ内は制作年。
   
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『The Bag』(2005/6:00)  

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『Way home』(2008/8:51) 

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『HEART』(2010/8:20) 

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『りんごの食べ方』(2011/1:30)  

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『GUNTHER』(2014/6:34)   

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『O』(2015/3:31)






イベントではカフェ内の大きな鏡にドローイングパフォーマンス、メイキング映像解説、Huluで来月配信予定の1話と2話が特別に上映されました。

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15分くらいで、物語の明暗を左右に描き出した監督。
真ん中にもキーアイコンとなるものが描かれていますが、それは実際にカフェに行って、確かめてみてください(笑)。
展示期間中の7月31日(月)夜まで残っているそうです。
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​『ピッグー丘の上のダム・キーパー』は日本とアメリカの合作で、​制作に約8ヶ月かかり、最終作業が明日とのことで、イベント前も徹夜に近い状態で作業をしていたとのこと。日本側は『君の名は』やジブリ作品に携わったアニメーター含め15名ほど。アメリカ側はエリック、堤大介​氏を含む​トンコハウススタッフ4名​。日本とアメリカと​のやり方が違って戸惑うところもあり、アメリカでは監督だけでなく制作スタッフが意見を出し合って進めるとのこと、日本だと上からの指示に従う感じで、自分は既に日本で経験のある人たちだから、そういう人々から色々と​学びたかったとのこと。(イベントトークより)

トーク後、「『GUNTHER』に出てきた魚のキャラクターが出てたり、動きが監督っぽいね~!」と感想を述べると、商業作品をやっていると自分の色が色あせていくから、自分の個性を生かそうと努力したんだ、とのこと。心配するまでもなく、各キャラクターとの交わり方や滑稽さ、​『​HEART​』​等で観られる​プリッとしたメリハリのある彼独特の​動きは健在で、彼の短編作品を見てきた人なら、エリック・オーの作品だと一目同然だろう。
ちなみにトークは英語で行われ、トンコハウスの三宅大介さんが日本語に通訳して。英語を流暢に話す監督を見たのは初めてだったので(笑)韓国語と英語のどちらが楽?と聞くと、韓国語は上下関係で言葉使いが違うから、その点、気を遣って話さないといけないから、英語の方が楽だとのこと(笑)。

これからの監督の活躍が楽しみです!

花コリ10年ともなると、ヨン・サンホ監督を始め、花コリで紹介してきた監督たちが、ビッグになっていく経過が自然とみられることになりました。
貴重な原石となる監督の初期作品が、花コリで、これからも見られるかも!?


​『ピッグー丘の上のダム・キーパー展​』
西荻窪のササユリカフェにて7月31日(月)まで開催中。

<関連リンク>
​『ピッグー丘の上のダム・キーパー』
・Huluにて2017年8月4日(金)より、毎週金曜日に配信予定、全10話
Hulu x トンコハウスが贈る~ニュース
ピッグー丘の上のダム・キーパー公式サイト
ダム・キーパー公式サイト
季刊エス「トンコハウス」の Huluでの新作『ダム・キーパーのなかまたち(仮)』

魚くんも含む、使い道が難しい(笑)『GUNTHER』のLINEスタンプ
『ダム・キーパー』LINEスタンプ

​エリック・オー監督を丁寧に取材した『Seoul & Animator vol.3』(2014年出版)​日中韓表記は花コリ会期中物販1000円にて販売。
自費出版『Seoul & Animator』イ・ギョンファ監督
Seoul & Animator エリック・オー
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