★インディ・アニフェスト2017アジアコンペ部門入選作品発表&審査評★

2017年7月10日(月)インディ・アニフェスト2017アジアコンペ部門入選作品が発表されました。

名古屋会場ゲストのイ・ギョンファ氏が予感したように、台湾からの出品数が大幅にアップしたようですね(笑)。
*花コリ2017名古屋会場アジアコンペコーディネーター イ・ギョンファ氏トーク録

ノミネートされた各国の作家さん、おめでとうございま~す!

★原文ページ

昨年インディ・アニフェストは境界を越え、拡張することを夢み、アジアコンペティション部門を新設しました。成功的な初挑戦に続き、アジアのインディーズアニメーションが集まるイベントと交流の場になることを願う心で、2回目の作品公募を始めました。
公募を通して台湾137作、日本58作、中国48作、ロシア43作(*本映画祭ではロシアをアジアと位置付けている)を含む29か国から総計487作の作品が出品されました。昨年と同じく予想より多くの作品が出品され、世界唯一のアジアアニメーション映画祭に向かって翼を広げているインディ・アニフェストに対する関心を確認することができました。

予選審査を経てアジア路部門に36作品、パノラマ部門に10作品の作品を選定しました。
発表した作品は映画祭が始まる9月21日(木)から26日(火)に上映され、アジア路は期間中の本選審査を通じてアジアの星(大賞)、審査委員特別賞、祭の星(観客賞)の計3部門の受賞作が決定されます。

貴重な作品を出品してくださった全ての監督に、今一度、心よりお礼を申し上げ、インディ・アニフェストでお会いできることを願っております。

◈ Indie-AniFest 2017 ASIA ROAD ◈

[Among the Black Waves] Anna BUDANOVA / Russia
[Artist and Hooligans] Ivan MAXIMOV, Anna ROMANOVA / Russia
[Barber's Cut] Ediz ANAVI / Turkey
[Below 0°] Itai HAGAGE, Jonathan GOMEZ / Israel, Costa Rica
[Black] Tomasz POPAKUL / Japan, Poland
[染色体の恋人 CHROMOSOME SWEETHEART] 矢野ほなみ / Japan
[Close the Shutters] Ynon LAN / Israel
[Day, the Chef] Shuyu XIONG / China
[Delicatessen] Fenglin CHEN / China, USA
[DIFFERENT ] Dante RUSTAV, Hristina BELOUSOVA / Uzbekistan
[Elsewhere] Junyi XIAO / China, USA
[FLOAT TALK] 仲井希代子 / Japan
[Flotsam] 吳中義 / Taiwan
[Fundamental] Shih-chieh CHIU / Taiwan
[HAMLET. COMEDY.] Eugeniy FADEYEV / Russia
[iRony] Radheya JEGATHEVA / Malaysia, Australia
[KCLOC] Ninaad KULKARNI / India, USA
[すみっこのこ My Secret School Days] 浅野陽子 / Japan
[Negative Space] Max PORTER, 桑畑かほる / Japan, USA, France
[Notes on Monstropedia 怪物学抄] 山村浩二 /Japan
[One Minute Art History] Cao SHU / China
[Popsicle] Tzu-hsin YANG/ Taiwan
[Red] Jo-hsin WU / Taiwan
[Re-Organization] Osi WALD / Israel
[Roast Chicken with Vegetable and Lime Sauce] Hsun-chun CHUANG / Taiwan
[ワタヤ Roll Call] 渡辺栞 / Japan
[See You Next Time] 黃亮昕 / Taiwan
[くらまの火祭 The Fire Celebration at Kurama] 谷耀介 / Japan
[THE FISH CURRY] Abhishek VERMA / India
[The Little One] Diana Cam Van NGUYEN / Viet Nam
[The Shrapnel] Dmitry IVANOV / Russia
[THE SQUARE] Yakov KRUGOVYKH / Russia
[Tip-Top] Alla VARTANYAN / Russia
[Tough] Jennifer ZHENG / China, UK
[What Is Your Brown Number?] Vinnie Ann BOSE / India
[Wicked Girl] Damien MEGHERBI / Turkey, France


◈ Indie-AniFest 2017 PANORAMA ◈

[A Story in the Diao Ling Garden] Weiyu WANG / China
[Ming] Danski TANG / China, USA
[Revelation - the City of Haze] Mao QICHAO / China
[SAMT(silence)] Aoun CHADI / Lebanon
[The Orangish Tree] Amir Houshang MOEIN / Iran
[The Persimmon Tree] Chao-chun YEH / Taiwan
[The Pocket Man] Ana CHUBINIDZE / Georgia, France
[The State of Things] 折笠 良 / Japan
[Two Trams] Svetlana ANDRIANOVA / Russia
[Valley of White Birds] Cloud YANG / China



★インディ・アニフェスト2017 アジア路 審査評★

★原文ページ

今年で2回目となるアジア公募部門「アジア路」に出品された29カ国487作のアニメーションを見ながら、あらためて喚起したのは、アジアに潜在する可能性です。アジアは人の生きる姿が最も多彩なところであり、その分、さまざまな物語を発見することができる魅力的な場所ですが、長い間、西洋のアニメーションが華やかに発達する手助けとしての役割に限定されていることもありました。しかし、今回出品された500作に近い作品の中で、私たちは数以上のさまざまな色を込めようとする試みと、既に始まったアジアアニメーションの変化の結果を垣間見ることができました。

まず、各国の政治的、社会的問題を込めようという意味のある試みがありました。主流の大きな声に比較される非主流の、小さくて低い声で瞬間の切なさを感じることもあったが、そのために、なおさら非主流としての声を着実に出すことが価値あることなのだということに意見を一致させることができました。

また、出身国のために、より困難がくみ取れるジェンダー問題に言及する勇気、特に先祖の地で根こそぎにされ、見知らぬ土地に植えられディアスポラが、その境界でぶつかって割れる内的葛藤の告白が印象的でした。ついこの間までは、それほど強固に見えた社会的、文化的性的境界は今絶えず揺れ、作家たちに話題を投げかけるようです。しかし、一方では、少数者に対する社会的偏見やイデオロギーの踏襲に留まる作品もあり残念でした。

今回の作品の手法や技術の面において、新しさと驚きを抱くと同時に、皮肉なことに、結局は、込めようとする話自体が、何よりも重要であるという悟りを与えたりしました。

私たちは、長い話し合いの末、10カ国36作の上映作品を選定しました。出品されたすべての作品がそれぞれ違った魅力、異なった価値を持っているので、3人の審査員の意見が交錯し、残念ながら上映できない作品も多かったです。しかし、次を約束された、すべての作品がそれぞれの固有の色で、アジアのアニメーションの繊細な気質を着実に作っているという発見は大きな楽しみでした。

アジアのアニメーションは、明るくもあり暗くもあり、速くもあり遅くもあり、繊細であり荒くもあり、どちらの方向に流れていくかは、まだわかりません。しかし、その多様な魅力が詰まった「アジア路」で、その開かれた可能性を論じる楽しさを観客と分かち合いたいと思います。

アジア路予選審査員
ナ・ホウォン、ミン・ソンア、イ・ギョンファ
代表:ミン・ソンア書
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