リレーアニメーション『PEACE ROAD』映画祭GVレポート

リレー参加作家招待上映プログラムトーク(Indie-AniFest2016 webdairlyより)

インディ・アニフェスト2016、リレーアニメーションとリレーに参加した作家さんの作品を上映し、ゲストで来韓したサンドパフォーマンス集団SILTのElizABETHさんとあんじぃあんじゅさんが「花咲か爺さん」「家族」のサンドパフォーマンスを披露してくださいました。
また、10チームの参加作家が上映後、トークに参加しました。

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左からモデレーターのチュ・ヘジン(Jinny)プログラマー、ジェローム・メトロさん、チョン・ジェユンさん、キム・ジヌさん、村上寛光さん、パク・ソニョルさん、イ・ウナさん、チョン・ヘユンさん、ユ・ヘヨンさん、パク・ビョンヒョンさん、ヨシムラエリさん、ハ・ソニョンさん、SILTのElizABETHさんとあんじぃあんじゅさん、通訳のキム・イェオンさん

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「PEACE ROAD/피스 로드」
2016/07:30/2D、3D、ドローイング、カットアウト、オブジェクト 他
ジェローム・メトロ、キム・ジヌ&チョン・ジェユン、村上寛光、パク・ソニョル、イ・ウナ&チョン・ヘユン、キム・ギュヒョン&ヒョン・ウンジュ、ハ・ソニョン、助川勇太、ユ・ヘヨン、パク・ビョンヒョン、ヨシムラ エリ、船本恵太&ElizABETH

12組のアニメーション作家が、それぞれの色で平和へと向かう道をつくる。
一歩一歩、私たちは共に歩み、平和への道を築いていく。



『まんじう』ヨシムラエリさん
Q.『まんじう』が印象深かったのですが、韓紙で作ったものですか?またどんな技法を使ったのですか?
このアニメーションはパペットのストップモーションの技法を使っています。顔と手と足は他の材料で作って、着物は日本の伝統の紙、和紙で作りました。

『そして私はそうやって死んだ』ジェローム・メトロさん
Q.『そして私はそうやって死んだ』というタイトルはどんな意味なのか、また作品を通してどんなことを伝えたかったのですか?
いい質問ですね。このアニメーションを通して見せたかったものは「生存」に関する話です。どう受け止めるかは観客に任せますが、ユーモアをいれて生存についての問題を兵士とキャラクターの間の関係を通して見せようとしたものです。タイトルに意味はないです。なぜなら学校からタイトルを決めろと言われたので任意的に決めたから。

『창문들Windows 』村上寛光さん
Q.とても面白かったです。日常的でかわいいイメージをたくさん使っていますが、そういったかわいいキャラクターや動きはどこから影響されたのですか?
日本で育ったので、アニメやテレビなどのかわいいキャラクターに接する機会が多く、自然とそこから影響を受けているとは思います。

Q.リレーアニメーションのウサギがリンゴを分けて食べる場面で、3番目のウサギが登場した際に、片方のウサギの意見を聞かずに3番目のウサギを切断しますが、どういう意図ですか?
A.ウサギ2羽でリンゴを半分ずつにして食べようと思っていた所で3番目のウサギの登場し、片方のウサギはリンゴを3等分する提案をしますが、もう1匹の方は3番目のウサギを切断してしまえば、最初の予定通りリンゴを半分ずつ分けて食べれると思って、3羽目を殺してしまいます。でも実は3番目に登場したウサギは、みんなでリングを食べようと持ってきた事が半分になった後で分かったので、「あ、しまった。どうしよう?」というオチでした。

『프라이빗 그린 Private Green』ハ・ソニョンさん
Q.アニメーションの中でフォーカスした部分はどこですか?
ゴッホという人物に焦点を当てました。ゴッホはとても大変な人生を生き、ゴッホの作品の多くは死んだ後になって、人々に気に入られ始めました。ゴッホがアクセントというお酒をたくさん飲んだというのですが、そのお酒がとても強くて、このお酒を飲むと緑色の女が見えると言う伝説があります。「その伝説とゴッホをどうやったら組み合わせられるか?」「ゴッホの作品の多くは緑色の女性から影響を受けたのではないか?」という考えから始まった作品です。緑の女性に会ってから、生きることに疲れていた部分を女性と解き明かしながら繰り返し生きていくことに焦点をあてました。

Q.リレーアニメーションというプロジェクトがどういう意味だったのか?また。「平和」という主題がどういう意味からアプローチしたのですか?

ElizABETHさん
事情があって先に帰国された船本恵太監督より、メッセージを預かっています。
「世界はパズルのようなもの、必要のないピースはない。パズルが崩れ、取り返しがつかないことにならないように、昔はパンゲア大陸でみんな一つだったのだから、という気持ちをこめて脚本を書きました。」

ハ・ソニョンさん
「平和」という主題を聞いて思いついたのは、まさに「シリアの難民」でした。平和という一つの主題でいろいろアニメーションが出てくるのは良い意味だと思います。

ヨシムラ エリさん
世界のあちこちで戦争が起きている状況で、いろいろな国の人々が一緒に「平和」という主題で一緒に作ることができて、とても光栄です。

パク・ビョンヒョンさん
これからもずっとアニメーションをやっていくのが夢です。夢のはじめの一歩として、このような大きなプロジェクトに参加することができてとても感謝しています。主題が平和ということについてだったので大きな意味を持つには、私の考えが不足しているので、私の心の平和をさきに考えなければという気持ちで制作しました(笑)。

ユ・ヘヨンさん
アニメーションをつくってみたいと思っていたんですが、実行する動機がなくて。運良く機会をいただき、リレーに参加できるようになって、とても光栄です。他の監督たちの完成した作品を観ながら、「意味深いプロジェクトに参加したんだなぁ~」と思いました。生活していると平和について考えてみる事件があまりなかったです。リレーアニメーションを制作しながらSNSやニュースを通して事件や事故に接っしたのですが、平穏だった人生が壊れるように感じました。平和についてもう一度考えてみる機会ができたと思います。

イ・ウナさん、チョン・ヘユンさん
何よりも多国籍の監督たちと一緒に制作できる機会をいただけたことが一番記憶に残りました。たくさんの思い出になると思います。

パク・ソニョルさん
昨年、映画祭を見に来たとき、リレーアニメーションをみて、「私も参加したい」と強く思って申請しました。インディ・アニフェストに来るというと刺激を受けること自体が、とても良い機会だと思います。楽しい経験でした。

村上寛光さん
「暴力は平和の解決策にはならない」というシンプルなテーマでした。テーマが平和だったので、ややもすれば内容は重くなりがちです。でも私は平和に笑いが一番必要ではないかと思い、笑いながら楽しめる作品を作りました。

チョン・ジェユンさん、キム・ジヌさん
学校と会社という場所を外れて個人だけの作品を作ってみたくて。動機そのまま私たちの作品には現実の中で平和に向かって、どうにかして発ちたいというメッセージが込められています。普段は作品を作る機会がなかったのですが、今回の機会を通じて一つの作品を作ったということ自体が、私にはとても大きな意味がありました。一人きりで作るのではなくて、前と後ろの監督たちとお互いに話し合って、他の作品を観ながらフィードバックを受けるという過程と編集やサウンド面からも助けていただいたという点が本当に良かったです。

ジェローム・メトロさん
A.リレーアニメーションを作っていく、この過程自体が楽しかったです。参加できて良かったです。

リレーアニメーション『PEACE ROAD』は花コリ2017短編プログラム2にて上映されます。
東京会場では、上映後、リレー参加作家さんによるトーク、また、サイレント映画ピアニストの柳下美恵さんをゲストに迎え、
リレーアニメーションに新たな音をつけていただき、ピアノの生演奏をしていただきます。
★東京会場10回記念イベント詳細


<過去のリレーアニメーションの記事>
第1回リレーアニメーション「ウサギとカメの物語だといってもわからん!」
第2回リレーアニメーション「The Water ~ 船頭多くして ~」
リレーアニメーション「Peace Dream」
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