韓国アニメーション界になくてはならない存在、キム・ドンウク音楽監督

書き貯めていた記事をアップするのを忘れていました。

インディ・アニフェスト2015の授賞式で、キム・ジュンギ監督の『環』で音楽サウンド賞を受賞したキム・ドンウク音楽監督。
授与者の映画祭海外ゲストでもあり本選審査委員のトム・ムーア監督(『Song of the Sea』)と。
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実はこの音楽賞は、キム・ドンウク監督が前々から、作ってはどうかと言っていた賞なので、自分がもらっちゃうのは何だかな~と受賞の際、戸惑いながら話していました。

キム・ドンウク監督は韓国の短編アニメーションの音楽をこれまでに50作以上制作してきました。
監督の処女作は、インディ・アニフェスト2015で大賞を受賞し花コリ2016で名古屋ゲストだったキム・ヘミ監督の2004年韓国映画アカデミーの卒制『나뿐 꿈(悪い夢)』で、キム・ドンウク監督はクラッシック専攻で、当時、監督の通っていた学校を出た人が映画アカデミーの学生を紹介してくれ、キム・ヘミ監督の作品に音楽をつけることになったそうです。その後、キム・ヘミ監督が『ウルフ・ダディ』のチャン・ヒョンユン監督をキム・ドンウク監督に紹介し、それ以降、主なアカデミー作品はキム・ドンウク監督が音楽を監督しているといっても過言ではないほど。

キム・ジュンギ監督の作品では、花コリ2016で上映した『環』だけでなく前作の『Herstory/少女の物語』の音楽も担当しています。『環』に関しては、アクションシーンは映像をもらってから制作したけれども、感動的なシーンは映像ができあがる前に既に制作していたとのこと。キム・ジュンギ監督が、キム・ドンウク監督の作ってきた音楽を聴き、動画を制作したそうです。

毎年のリレーアニメーションでも1回目からキム・ドンウク監督が音楽監督をしており(監督曰く、当然のように毎年頼まれて…とのこと笑)、花コリ2016で上映したリレーアニメーション『11色の平和』では音楽の方もリレー形式で、チームを組み、パートを分けて6名で制作したとのこと。音を付ける時は映像を観ながらだけれども、何が何だか分からない状態で作っていることもあり(笑)映画祭でリレーに参加した監督に直接会って、内容を聞いて初めて理解することもあるそうです。色々な監督に出会えて面白いとのこと。
『11色の平和』の音楽は一度作ったものをPDが聴き、最後だからインパクトのあるようにと言われ、最後のパート(森下裕介さんの部分)を変えたそうで、変えてない方が気に入っているから、後で前のバージョンを送るよ、とも話していました。

 これからも、韓国アニメーション界では欠かす事のできない、音楽監督、キム・ドンウク監督の音楽に耳を傾けていきたいですね。
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