インディ・アニフェスト2016新設アジアコンペ上映作発表&予選審査評

2016年9月22日から27日まで開催されるインディーズ・アニメーションの祝祭、インディ・アニフェスト2016!
常連の皆さまには耳にタコかと思われますが、花開くコリア・アニメーションはインディ・アニフェストの日本巡回上映です。
名古屋会場のトークイベントでもチラホラ話題となりました、今年から新設されたアジア部門「アジア路」の記念すべき初公募が行われ、7月11日に予選審査結果発表がありました。

以下、インディ・アニフェスト2016映画祭公式サイトより


今年で12回を迎えるインディ・アニフェストでは、韓国作品だけでなくアジア地域の作品に出会える公募セクション「アジア路」を新設しました。5月23日から始まった公募は6月20日に締め切られ、総計315作品のアニメーション作品を受け付けました。予想より多くの作品数を通して、アジア公募に対する関心を確認することができました。
インディ・アニフェストがアジアの作家たちに出会い、疎通する交流の場になることを願い、出品してくださった全ての方々に感謝を申し上げます。

アジア路本選部門の予選審査を通過し、アジア路部門に35作品、パノラマ部門に16作品が選ばれました。
インディ・アニフェストが韓国を越え、アジア地域のアニメーションが集まる祝祭と交流の場となる初めの一歩を一緒に寄り添ってくださる全ての皆さまに感謝申し上げます。
大切な作品を出品してくださった全ての監督の方々に今一度心より感謝をし、インディ・アニフェストでお会いできることを願っています。

「アジア路」上映作品結果発表はこちら


<インディ・アニフェスト2016予選審査評:アジア路部門>

今年から始まったアジア公募部門「アジア路」では主催側の予想を越えた数の作品が出品されました。
日本が94作と一番多く、中国(37)と台湾(33)、イラン(33)、インド(27)、シンガポール(19)、ロシア(15)、トルコ(10)、イスラエル(9)、フィリピン(7)、タイ(5) などの国家からもたくさん送られてきました。 モンゴル、カザフスタン、マカオ、ミャンマー、パキスタン、ブルネイ、ヨルダン、UAE、キプロスから来た作品も到着しました。
出品された方々は大部分アジアのいろいろな作家と学生でしたが、アジア外の移民者や留学生もいます。 珍しいところではアジアで生活しているヨーロッパ、アメリカ大陸出身の方もいました。

去る 2週間 300作以上の作品を観つづけ、私たちの頭の中のアジアアニメーションを具体化させてみました。しかしアジアの作品はとても明るい線から相変わらず暗い線まで幅広く、各々の不安定で不均質なスペクトラムのようでした。
私たちはアジアを国籍や地域、民族や文化、経済や教育水準など、どれをとっても明確に規定することができませんでした。
作品の芸術的成就、社会的意味、技術的完成度なども簡単に判別することができませんでした。
実は、私たちは何も確信することができなかったのです。
ただし現在を切り抜けようとするアジア作家の思いと感情を推し量ることができましたし、作品を選定する私たちの各自の趣向と価値観を再発見しました。

話し合った結果、インディ・アニフェストが実現しようとする独立、実験、情熱、ビジョンという価値によって、初めての「アジア路」の作品 35作を決めました。
三人の意見が一致した作品というよりは、各々、考えの行き違う作品が多かったです。
新しい発見に驚いたり、さまざまな視覚と観点を学んだりしました。激しい雨のおかげで 5時間を越える熱い討論がすっきりと終わったように思われます。

作品を送ってくださった出品者の皆様、ありがとうございました。
さまざまな作品と同じくらい、さまざまな意見があったし、三名の審査委員が最終的に合議することができなくて紹介することができなかった作品もたくさんあります。
惜しくも上映することができないその作品の中で、誰かにとっては、人生の作品を見つける作品に成り得たかも知れません。

今度は観客の反応が気になります。
今年の作品でアジアのインディーズ・アニメーションの現在と未来をどのように眺めることができるか、果してどんな作品を支持するか、楽しみです。
「アジア路」についていく、インディーズ・アニメーション作家と観客に歩み寄る、はじめの一歩を見守り続けてください。

「アジア路」予選審査委員:ナ・ギヨン、ソン・ギョンウォン、イ・ギョンファ
文責:イ・ギョンファ
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tag : 韓国 アジア路