リレーアニメーション『11色の平和』

インディ・アニフェストは、2014年の9月で10周年を迎えました。
その10周年記念プロジェクトとして、韓国国内で2010年から始まった「リレーアニメーション」のプロジェクトを拡張し、韓国だけではなく、韓国内に在中する外国人作家、そして、日本アニメーション協会の協会員の方々が加わり2014年からは国際プロジェクトとなり、第6期となる昨年も「リレーアニメーション」が制作されました。


日本からは、日本アニメーション協会のいわつき育子さん、佐藤皇太郎さん、村上寛光さん、森下裕介さん(走行順)が参加されました。
海外からは中国のチェン・シー監督(『大寒』)、韓国国内からは花コリ2011名古屋ゲストのホン・ウンジ監督(長編『ロマンはない』)、花コリ2014で上映した『pest』のパク・オロム監督他6名が参加し、韓国在中のアメリカ人Matthew GADBOIS氏が昨年に引き続き参加し総勢11名がリレーしました。
音楽やサウンドは韓国インディーズアニメーション界では、なくてはならない存在のキム・ドンウク音楽監督率いるチームが、やはりリレー形式で音楽を制作。
ちなみにキム・ドンウク音楽監督はインディ・アニフェスト2015で『環』の音楽監督をし、音楽賞を受賞しています。

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制作は2015年2月頃から始まり、オンライン上で韓国のプロデューサーとメンバーが話し合い、走行順や技術的なこと等、詳細なことを進めていきました。

映画祭期間中、リレーアニメーション参加者が現地で集まり、交流を深めました。

また、リレーアニメーション特別プログラムと題して、リレーに参加された作家さん達の過去の作品を上映し、キム・ドンウク音楽監督も含めゲストトークも開かれました。

今回のテーマも前回に引き続き「平和」です。
また、インディ・アニフェストが第11回目を迎えたため、「11」の字を入れるという条件がありました。

各々の平和に対する表現が、詰まった約6分間、
花コリ2016 短編プログラム1にてお披露目。



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『11色の平和』(2015/05:20)

チョン・ヒョジン、Matthew GADBOIS、いわつき育子、
ホン・ウンジ、パク・オロム、ソ・ヨンジュ、佐藤皇太郎、イ・ボム、
村上寛光、チェン・シー、森下裕介

11の色で織り上げられた、平和の物語。

Director's note
リレーアニメーションのテーマは、“平和”。私たちは“平和”について、語るべき多くのイシューを抱えている。平和とは、とても小さなことから始まって、壮大な次元へと広がっていくこともあり、時には平和な状態について、また時には平和のための行動について語られてきた。 限りないからこそ、もっとたくさんのことを語りたい、そして必ず成し遂げたいという思いで、平和を語っていくのだ。

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