花コリ2014作品小話その2『走る男』

花コリ2014作品小話その2

Cプロ

『走る男/달리는 남자』2012/10:00/チョン・ヨンソク
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『走る男/달리는 남자』2012/10:00/2D
ヒョンテは入社試験の最終面接を前に、これが今まで通過してきた無数の競争の、最終段階だと思っていた。
彼は何としても合格して、競争から脱けだそうとするが、最終面接に受かるには、
どんな状況でも必ず勝たなければならないと考え、面接会場へと向かう間も、些細な競争に執着する。
そんな中、彼は自分と似た境遇のライバルに出会い、競争はますます激化するのだった。

Director's note
韓国の若者たちは、受験戦争、単位取得、就活戦線など、さまざまな競争の中で生きている。
競争から脱するために異常なまでに競争に執着する主人公の姿を通して、
生き残るためには嫌でも走らなければならない韓国の若者たちの自画像を描いてみたかった。


花コリ2013 Aプロで人形アニメーションで、恋人たちの会話を男性の心理が反映した部屋の中で表現していた『恋人たちの部屋』がご記憶にある方もいらっしゃるかと思いますが、『恋人たちの部屋』では、その年に新たに設けられたデビュー賞であるチョロギ賞を受賞していました。その時に、次回は2Dの作品を準備している、と話していたのですが、その2Dの作品がこの『走る男』です。しっかり完成させて見事、この作品でもインディ・アニフェストの本選に進出したのでした。今回の2Dの作品と前作の人形アニメーションの作品とでは、技法はまったく違うのですが、2作品ともストーリーは明快ということでは共通していると思います。

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『恋人たちの部屋/연인의 방』2012/04:46/Puppet,Clay,Stop Motion
ソンミンとスジンは恋人同士だ。
ある日ソンミンはスジンから突然別れを告げられ、何とかしてスジンを繋ぎ止めようと必死になる。


映画祭打ち上げ中に、次の日ヨン・サンホ監督(『豚の王』)の授業があるから先に帰る、と言うチョン・ヨンソク監督をKIAFA事務局長チェ・ユジン氏が引きとめ、その場にいたヨン・サンホ監督に、「監督、監督の授業があるから先帰るって!」と言いつける(?)と、ヨン・サンホ監督が「そんなのいいからこっち来い!」と呼びつけ、結局終電を逃し、お互い朝までコースとなったのでした。次の日授業がちゃんと行われたのか定かではありません(笑)。
韓国では映画祭の開幕式と閉会式を平日にやることが多く、パーティーや打ち上げも式の後で、朝まで飲んでいるということが多いので、次の日はもちろん平日なのですが、皆、仕事できるのか、韓国の映画祭の七不思議になっていますw
チョン・ヨンソク監督は、次回作も2Dで現在韓国映画アカデミーで長編アニメーションを制作中とのこと。次回作が楽しみですね!もしかしたら花コリの長編プログラムに選ばれるかも??
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